|
||||
|
歯科治療と予約制のこと
突然襲ってくる歯の痛みは、とてもつらいものです。
例えば、夜中じゅうなんとか我慢して仕事も休んでやっと朝一番で歯科医院を訪れた。それなのに、受付から 「予約の方がおられますので1時間くらいお待たせしてしまいますが」 と言われてしまったとしたら・・・。 『そんなこと言われても、痛みを治療するために歯科医院があるんじゃあないの??・・・』
患者さんからしてみれば確かにごもっともな気持ちです。 急患を優先して欲しい、という気持ちはわれわれ歯科医院スタッフ側も良く分かっています。 しかし一方で、予約を守って来院している患者さんからすれば、 「わたしだって自分の時間を空けて来院しているんだから予約時間にキチンと治療をしてくれないと困るのだけれど。」 ということになるのも仕方ありませんよね。
皆さんの気持ちは痛いほどわかっているのだということを申し上げておいて、それでもわれわれの立場から、皆さんにひとつだけ了解してほしいことがあります。
歯科の治療は、言ってみれば規模こそ小さいが毎回外科手術をやっているようなもので、決して『予約した患者さんの治療の合間にちょっと1〜2分で・・・』できるようなものではありません。 また、手術をするためには準備を含めて1人の患者さんにどうしても最低30分くらいの時間は必要です。だからこそほとんどの歯科医院は予約制をとっているのです。
このことは皆さん、すみませんが、どうか事実としてご了解ください。 その上で、われわれは、急患があってもできるだけすぐに診察と治療ができるようにそれぞれの歯科医院で工夫してがんばっているのです。 しかしそのときの状況によっては、どうしても対応が難しい場合もあります。 急患の皆さん、予約している皆さん、そしてもちろんわれわれ治療スタッフもお互いに思いやりを持って最善を尽くしましょう。 お互いに良い気持ちで治療ができるようにわれわれは頑張っています。
虫歯菌は親から赤ちゃんへ感染するんです! 虫歯の原因になる菌の代表として「ミュータンス菌」はとっても有名になり、多くの人が知っている名前になりました。 口の中には「ミュータンス菌」のほかにも実はいろいろな種類のたくさんの細菌が常に住んでいて、その中にはなんと、生まれたその日からもう赤ちゃんの口の中に住みついている菌もあります。 しかし、まだ歯の生えていない赤ちゃんの口の中には「ミュータンス菌」は見つかりません。 ある研究によると、生後19ヶ月〜31ヶ月の間で「ミュータンス菌」がはじめて口の中に現れてくるそうです。(ミュータンス菌の初感染) この時期は、ちょうど奥歯の乳歯が生え始めてから生えそろう期間にあたりますので、乳児だけでなく母親をはじめとする家族のお口のケアに注意をして、赤ちゃんへの「ミュータンス菌」の初感染の時期を遅らせるだけでもその後の虫歯になるリスクが大きく減少することが研究の結果として示されているのです。 少なくとも全く知識がないまま、奥歯が生えてからも食事などを母親が噛み与え続けるようなことは出来れば避けるべきでしょう。 家族全員が正しい感染の知識(つまりミュータンス菌は家族から感染すること!)を持って、みんなが自分自身の口を清潔に保つことが子供の口の衛生・健康につながることを認識することが大切です。
入れ歯の安定剤について 「入れ歯安定剤」としていろいろな製品が市販されていますが、大きく分けて2つです。 入れ歯と歯ぐきに粘着するタイプのもの(クリーム状・粉末・テープ状など)と、入れ歯と歯ぐきの隙間を埋めるタイプのもの(ゴム状のクッション)とがあります。 合っていない入れ歯は歯ぐきと入れ歯の間に大きな隙間があります。 この場合、ゴム状の安定剤を使えば隙間を埋めてくれるのでとりあえず外れなくなって合っていない入れ歯でも一応使えるようになります。
しかし本人がやると安定剤を入れる量や場所が毎回まちまちになってしまい、その結果入れ歯がいろいろに傾いた状態で噛むことになり、正しい噛み合わせになりません。そのまま安定剤に頼って無理に使い続けるとかえって歯ぐきが悪くなってしまいます。
一方、入れ歯は合っているのだけれど、もともと歯ぐきが減って平らになってしまっていたり、唾液が少なかったりして入れ歯が外れてしまう人には、安定剤のクリームタイプのものが役に立ちます。少量を薄くのばして使えば入れ歯がガタつかずに安定して噛めるようになるでしょう。ただし、使った後は入れ歯も口の中も安定剤をきれいにふき取っておきましょう。(ねばねばしていてとりにくいのが欠点ですが。)
「痛み」より「病気」 「とりあえずこの歯の痛みを止めてほしいんです。痛みさえなくなればいいんです。」
こう思って(言って)歯医者さんにかかったことはありませんか? 虫歯の「痛み」は歯という硬い組織の「病気」ですが、風邪のように休養をとって薬を飲んでいれば生体の自然治癒能力でひとりでになおってしまうような病気ではありません。
虫歯になった歯をもとの自分の歯にもどすことは出来ません。 いったん削ったり神経を取ったりしてしまったら、そこをいかにお金をかけてよい材料で詰めたとしてもしょせん代用品です。もうそれは自分の歯の部分とは言えません。
私たち歯科医は、いかに削る部分を少なくするか、いかに神経を取らないようにするかを常に考えています。 しかし一番いいのは定期的な検診による早期発見・早期治療です。 神経を取ることで急な痛みを止めることもわれわれの大切な仕事ですが、もっと早く発見できればよかったのに、もっと予防できたかもしれないのに、と思うことも実はたくさんあるのです。
虫歯は「痛み」より「病気」であるという気持ちをもっとたくさんの人に持ってほしいとわれわれは思っています。
唾液は、発ガン物質を抑制します 一口で30回噛めば、がん予防に効果があると言われます。 その理由は唾液の成分ラクトペルオキシターゼが発がん性を減少させる事がわかったからです。発がん物質はさまざまな食べ物に含まれています。気をつけていてもどうしても身体の中に入ってきます。 でも、しっかり噛んで、食べ物を粉々にして唾液と混ぜれば、発がん性は抑制されます。 また、一日の食事で30品目の食物をとることもがん予防のためにも効果的です。 これは肉や脂肪の多い食事にかたよらないで、でんぷんや緑黄色野菜など、食品バランスを適切にするための方法です。多くの種類を食べることで、発がん物質の作用をおさえることができます。早食いを自慢したり、水で食べ物を流し込むのは、早死にを促すようなもの。 一口30回、一日の食事で30品目を心がけて、がんにも対抗してください。
「がんを防ぐために」
国立ガンセンター研究所では、「ガンを防ぐための12カ条」を発表して、ガン予防の心構えを訴えています。ご紹介しましょう。
(1)バランスのとれた栄養をとる (2)毎日、変化のある食生活を (3)食べすぎはさけ、脂肪はひかえめに (4)お酒はほどほどに (5)たばこは少なくする (6)食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多くとる (7)塩辛いものは少なめに、熱いものはさましてから (8)こげた部分はさける (9)カビの生えたものに注意 (10)日光にあたりすぎない (11)適度にスポーツする (12)体を清潔に
以上の12カ条が、ガン予防の心がけですが、どれもあまりにも当たり前のことばかりです。でも、その当たり前ができないのが現代でもあるのです。前出の貝原益軒の「養生訓」ともかなり一致しています。 考えてみれば、噛むという行為も昔から各家庭でしつけられた当たり前のことです。健康生活を築くためにも、この当たり前の生活習慣をつくりましょう。
歯痛の応急処置法 穴があいているのはずっと前から分かっていた。 でも忙しくて・・・、あるいは勇気がなくて・・・。 と、夜寝るときになって突然の激痛!! さあ、どうするか?
とりあえず翌日歯科受診をするまでの応急処置をお教えしましょう。
(1)鎮痛剤があればそれを使う。内服でも坐薬でもいいです。(但し使用量は守ってくださいね。) (2)虫歯の穴に詰まっている食べかすを歯ブラシやうがい(ぬるま湯で!)、爪楊枝、ピンセットなどで取り除き、 脱脂綿を丸めてヨードチンキを含ませ穴に軽く詰めておく。(ただし、ヨードアレルギーの人はダメですよ!!) (3)冷たい水を口に含んでみる。ダメならお湯を含んでみる。 (4) このほか、ツボを押すことで痛みを和らげる方法もあります。(それぞれ数秒間・数回指圧する) 「合谷」(ごうこく)・・・人差し指と親指をピタッとつけたとき手の甲側でぷくっと膨らんだ場所。 「太白」(たいはく)・・・足の親指の付け根の関節の後ろにあるくぼみ。
でも皆さん、これで和らいでしまってもきちんと歯科医院で診てもらって下さいね。
白い歯が魅力的なスマイルはいかが? 日本人は笑うときに昔から手で口元を隠すしぐさをします。 一見、上品そうでいかにも日本的な仕草ですね。 いっぽう欧米人が、わはは!!と大きな声で大きく口を開けて笑うのを見ると、とてもさわやかな感じがしますよね。 われわれから見ると、日本人はよほど歯並びが悪いのを気にしているのか、黄色い色の歯が気になるのか、はたまた口臭でもひどいのかと変に考えてしまいます。 最近になって少しずつ白い歯への希望が増えてきて、歯をしっかり見せて笑うことが元気の秘訣という意識が芽生えてきているように感じます。芸能人だけでなく一般の人も白い歯やきれいな歯並びを手に入れたいと思っている人が増えてきています。 アメリカ人は一生懸命に自分の歯を大切にし、口元をきれいに保つことに驚くほど意識を持っています。 今話題のアンチエイジング(抗加齢)にいちばん良く効くのは歩く・笑う・噛むことですから、歯の大切さに皆がもっともっと関心を持って欲しいと思います。
乳歯のなるほど話 乳歯(子供の歯)が生えてくるのは普通生後6ヶ月頃からです。 ところがその乳歯の芽は実はもっとずっと前につくられていて、妊娠後7週目にはすでに出来始めているのです。 母親が妊娠に気づくのは平均して7週目前後、早くても4週目頃であることを考えると、妊娠に気がついたその日から母体の健康管理と食生活に注意しないと、乳歯の出来が悪くなってしまう可能性があると言うことになります。 基本的には栄養に偏りが起こらないようバランスよく何でも食べることです。カルシウム(小魚・海草・牛乳・チーズ)は普段の4〜5倍、ビタミンD(干しシイタケ・レバー・いわし・さば)も4倍必要です。 そして乳歯は生後6ヶ月ごろから口の中に顔を出してくるので、歯が見えてきたら即、両親は虫歯予防に対する意識をお二人でしっかりと持っておくことが大切です。 離乳食を食べたあとは白湯(さゆ)を含ませて洗ってあげると良いでしょう。また、ガーゼや綿棒などで歯を拭いてあげるのも一法です。そしてさらに、こんな赤ちゃんのときから?と思われるかもしれませんが歯科医院での定期チェックをしてもらうことをお勧めします。
妊娠中でも歯の治療ってできるのかしら? 結論から言えば一般的に妊娠中期(5〜7ヶ月)であればかなりの治療は可能です。それ以外の時期では治療はできれば避けたほうが賢明です。 妊婦さんの歯科治療で問題になることはいろいろあります。 まず本人の体調です。そもそもつわりがひどければ口を開けているだけでつらいことでしょう。治療のとき横になる体位はつらくないですか? 次にレントゲン撮影の問題です。防護エプロンを着用して腹部を遮蔽し、デンタルといわれる撮影方法(口の中に小さいフィルムを入れて撮る方法)であれば、胎児への被ばく線量はほとんど問題のないものになるといわれています。 次は麻酔注射の薬の問題。これも通常の使用量なら問題はないといわれていますが、安全が確約されているわけではありません。 それから抗生物質や鎮痛剤などの飲み薬の問題ですが、薬で胎児に安全が証明されているものはひとつもありません。比較的安全だといわれているものを使うことになります。 結局どんなレントゲンも薬も100パーセントの安全性の保証はないので、どうしても治療で必要なときのみ本人の了解をとって使うことになります。それで、もしも奇形の子供が生まれてしまったら・・・あなたは仕方ないと割り切れますか? そこで私たち歯科医から女性の方々へ、心からのお願いが二つあります。 一つ、歯科で治療をうけるときには治療にはいる前に、必ず自分から妊娠している可能性があるかないかはっきり伝えてください。 二つ、妊娠の可能性が生ずる前にお口の中を全て点検して、必要な治療を先に終わらせてしまいましょう。
フッ素について Q1.「フッ素」って何ですか。また、どんなものに含まれていますか。
フッ素は、ハロゲン元素族の一つでヨウ素などの仲間で自然界に広く分布しています。 元素名は「フッ素」とし、天然に存在する水や食品中の無機のフッ素は「フッ化物」と呼ぶ事になっています。 私たちは、日常の食品からフッ化物を取り入れていますが、特に海産物(魚・エビ・海藻等)やお茶などに豊富に含まれています。
Q2.フッ化物は安全ですか?
むし歯予防に用いられるフッ化物の安全性と有効性は、世界保健機関(WHO)をはじめ多くの専門機関により実証されています。しかしむし歯予防に用いられるフッ化ナトリウム(NaF)の試薬が劇薬に指定されていることで不安に思われる人も多いと思います。 つまりフッ化ナトリウムを過量に飲用したり服用しますと、毒性作用がありますので正しい用量と用法を守って応用する事が大切です。
Q3. フッ化物はどのようにしてむし歯を予防するのですか?
フッ化物がむし歯を予防する方法には大きく分けて二つあります。 一つは歯質を強くする方法で、むし歯の原因となる歯垢から出てくる酸に抵抗性のある歯質にすることで「歯質の耐酸性増強作用」といいます。 二つ目は、むし歯の原因菌としてS.ミュータンス菌などが出す有機酸(乳酸・ギ酸・酢酸など)の産生を抑制する作用で「歯垢細菌の代謝活性の抑制作用」といいます。 フッ化物による予防のみ行っていればむし歯にならないかというとそうではありません。 フッ化物の2つの作用以上にむし歯の原因となるショ糖の入った菓子類や飲み物を頻繁に採り、歯垢が沢山付着した歯の状態にするとむし歯になりますから、歯磨きと甘味摂取過剰の制限は、注意しなければなりません。
穴は小さくても油断できません 虫歯ができたかなと思って、すぐ歯医者に行きました。 自分では小さい穴だと思っていたのに、予想以上に削られてビックリした経験がある方、いらっしゃるかもしれません。「まだ痛くなる前に」と思って歯医者に行ったら、「もう神経まで達する虫歯になっていますよ。」などといわれてビックリした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。 実は虫歯というのは、外からみただけでは深さは分からないことが多いのです。 開いている穴は小さくても、蟻の巣のように中が広く大きくなっているものです。 神経が炎症を起こさなければ強い痛みも出ませんから、「痛くなければ浅い虫歯」と考えるのも間違いなのです。 早期治療には、定期健診あるのみですよ!
ホワイトニングについて ホワイトニングとは歯を白く漂白することです。アメリカのハリウッドスター達の間で行われて以来、今日、日本でも注目されるようになっています。白く美しい歯はみんなの憧れですが、健康な歯を削りその上に被せ直す方法は確実に効果がある反面、抵抗感があるのも事実です。 ホワイトニングの利点はご自分の歯を削ることなく白くできることです。手段としてはホームブリーチングとオフィスブリーチングの二つがあります。 ホームブリーチングとは自宅で行なうホワイトニングのことで、歯科医院でつくったご自分の歯型のトレーに薬液を浸し、毎日数時間装着して歯を白くする方法です。自宅で行なうため、時間の融通がきくところが利点です。欠点としては専門家のチェックがなかなかできず、効果の確認がとりにくいことです。 オフィスブリーチングは歯科医院で行なうホワイトニングのことです。歯をクリーニングした後、やや強力な薬剤で漂白します。利点は随時、歯科医師が歯の状態をチェックでき、患者さんの歯の状態に応じて適切な処置が行えることです。欠点は定期的に歯科医院に通わなくてはならず、お忙しい方はなかなかできないことでしょう。 とかく両者は比較されがちですが、この二つを併用することで、二つの利点がいかされ欠点を補う理想的かつ効果的なホワイトニングとなるでしょう。
知っていましたか? あなたの歯は毎日虫歯になったり治ったりしていたことを! 歯の表面はかたいエナメル質というもので出来ています。 このエナメル質は、唾液の中に含まれているいろいろな成分(カルシウムイオン、リン酸イオン、重炭酸イオン、フッ素イオン)によって保護されています。 ところで砂糖(ショ糖)の入ったものを食べると口の中が酸性になるために、エナメル質はすこしずつ脱灰(ダッカイ・・・口の中が酸性になったときに、エナメル質からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出してゆくこと)してゆきます。つまり虫歯になりはじめるのです! しかし、食後しばらくすると唾液の力で口の中が中性にもどるために、エナメル質は再石灰化(サイセッカイカ・・・重炭酸イオンのはたらきによって溶け出していたカルシウムイオンやリン酸イオンが再びエナメル質にとりこまれ結晶化すること)してくれます。つまり虫歯になり始めたところが唾液によってなおされるのです。唾液の力はすごい!!! またこのときフッ素イオンがあると再石灰化が促進され、フルオロアパタイトというさらに強いエナメル質になります。つまりフッ素は歯を強くしてくれるのです。 こうして口の中では毎日のように脱灰(虫歯になりはじめること)と再石灰化(なりはじめた虫歯が修復されてもとのエナメル質に戻ること)が繰り返されていたというわけなのです。 みなさん、ご存知でしたか?
一番はじめにはえる大人の歯 大人の歯(永久歯)の中で一番初めにはえる歯はどこの歯でしょうか? 答えは、真ん中から奥に数えて6番目の歯(第一大臼歯と呼ばれています。)です。 この歯は、小学校1年生ごろにはえる人が多く、1番大きくて、噛む力も一番強い大切な歯です。むし歯にならないように、しっかりみがきましょう! また、生え始めのころは 歯の表面もまだ未完成で幼弱なので、歯医者さんの管理のもとで、フッ素などを積極的にもちいるとよいでしょう。 フッ素は何も特別なお薬ではなく、自然界にもごくいたるところにある、ありふれたものです。フッ素は歯の質を強くする自然元素のひとつで、車のワックスのように歯の表面をコーティングするようなものではなく、歯の表面自体を強化します。乳歯や生えたばかりの永久歯には非常に効果的で、むし歯菌とたたかう強いみかたのひとつと言えるでしょう。
「うちの子大丈夫かしら?」 「大変!うちの子下の歯が子供の歯の内側に二重になって生えてきたんですが?このままで平気なのかしら?」 「大変!うちの子、子供の歯が抜けないうちに、大人の歯が生えてきてしまって・・!」 「子供の歯って、全部抜けるのかしら?それともひとつひとつの歯が大きくなって永久歯となるのかしら?」 「もうすぐ七五三なのに、子供の歯がず〜っと抜けたままで大人の歯がまだ生えないのですが、大丈夫なのでしょうか?」 「子供の歯の仮歯ってあるの?」 「ここ一〜二ヶ月歯がぐらぐらしているのに、全然抜けないのですけれど、抜きに行った方がいいのかしら?」 「幼稚園では、みんな子供の歯が抜けてきているのに、うちの子だけ一本も抜けないのですけれど、大丈夫なのかしら?」 「みんな何だか『フッ素』ってものを塗ってるみたいなのですけれど、何かしら?うちの子も塗った方がいいのかしら?」 「子供の歯って、小児歯科でないと診てもらえないのかしら?」 「真っ直ぐに生えてないのですが、いつから矯正したらいいのかしら?」
・・・・・子供の歯に関する悩みは尽きないものです。 そしてそれらをどこに聞いていいのか悪いのか、歯医者さんにこんなこと聞いたら怒られる?とか時間があるかしら?とか。そして極めつけに「あそこの家の子は、喜んで歯医者に行くっていうから、うちも行ってみたのにうちの子は怖がってしまって・・・。」とか・・・。
さて、全ての答えは・・・ 子供は千差万別です。決して他の子と比較するべからず。子供の個性を尊重し、歯質、成長の個人差を見極め診断すること、そして遠慮せずにきちんとしっかりとしたかかりつけ歯科医を見つけること、これらが一番の重要課題です! 大和歯科医師会歯科医院名簿をご覧になってください。きっとひとつひとつに対して丁寧に優しく答えてくれる歯科医院が必ず見つかるはずです!
歯ブラシの交換 効率よく歯垢を除去するためには、歯ブラシの毛が開きかけたら交換するべきであるということは良く知られていますが、それ以外にも、こまめに交換したほうがいい理由があります。 古い歯ブラシには、場合によっては風邪やインフルエンザ等の病原菌、ヘルぺスウイルス・ブドウ球菌・カンジダ菌等の口腔内に特に悪い影響を及ぼす菌が付着します。これらから自分の身を守る為にも、歯ブラシはこまめに交換しましょう。歯周病のある人や、口腔内に問題のある人、免疫力が少し低下している人などは、特にまめに変える事をおすすめします。
ウガイ薬(含嗽剤)いろいろ 人に不快感を与える口臭の原因は、ごくわずかな全身疾患を除いて、口の中の細菌が産生する揮発性硫黄化合物(VSC)です。 今は、口臭除去の目的で、様々なうがい薬が市販されていますが、どう違うのか簡単に見てみましょう。
T)香料で臭いをマスクするもの 日本で市販されているものは、ほとんどがこのタイプ。 香料の強い匂いで、口臭を覆い隠すもので、うがいの直後でも、VSCが検出されます。
U)抗菌作用のあるもの クロルヘキシジン含嗽剤と、エッセンシャルオイル+エタノール含有含層剤の2つが主。 日本のクロルヘキシジンは欧米と異なり低濃度なので即効性はありません。エタノール含有のものも、即効性は期待出来ませんが、継続使用することで、長時間の口臭抑制効果を有することが分っています。 但し、エタノール(アルコール)の刺激が強いので要注意です。
V)金属イオンによる化学反応で消臭するもの 2価の金属イオンを含む含嗽剤は含嗽後金属イオンとVSCの科学反応で、VSCが非揮発性のイオン化合物になる為、口腔内の気体から検出されなくなります。 このような即効性を有するばかりではなく、口臭物質産生の第1段階で作用するタンパク分解酵素を完全に阻害するために、口臭をもとから絶つことが出来ます。特に、酸化亜鉛含嗽剤は欧米で広く使用されています。
大きく分類すると、ほぼこの3種類です。ご参考にしてください。 但し、舌と歯の機械的清掃が1番大切ですので、うがい薬だけで口の中がきれいになったとは思わないで下さい。
あなたは大丈夫ですか?「歯周病」ってどんな病気? 歯周病は読んで字のごとく「歯の周りの病気」です。 歯を支える歯肉や歯槽骨の組織をゆっくりと破壊する気がつきにくい病気です。 気がついたときには手遅れの状態になっていることが多く、40歳以上では歯の抜ける原因として歯周病の比率が非常に高くなってきます。 歯周病の原因は歯の周りについた食べかすです。 この食べかすと細菌が一緒になってプラークというものをつくり、歯肉や歯槽骨に炎症を起こします。 初期の段階であれば歯科医院でプラークや歯石の除去をしてもらうことで治癒します。 しかし、一度進行してしまうと気がついたときには歯がグラグラということになってしまいます。 早期発見、早期治療が基本です。定期健診を習慣にしましょう。
「よく噛む」ことの様々な効果 よく噛んでごはんを食べると甘さを感じます。それは、噛むほどに分泌される唾液の作用なのですが、さらにダイエットにも効果的というのはご存知ですか。 ごはんやパンを甘さを感じる程度にゆっくり噛むと、肝臓に貯蔵されている糖が血液中に放出されて、血糖値が上昇してきます。すると脳にある満腹感をつくりだす化学物質が増加して、食欲が自然に抑えられます。 つまり、よく噛むと食欲抑制のメカニズムが働き、早めにお腹がいっぱいになって食べ過ぎを防いでくれる。肥満防止になるのです。 これは糖尿病予防でも注目されているメカニズムのひとつです。 成人病にとって肥満は大敵です。その肥満予防のためにも、よく噛んでゆっくり食事することが最適です。 よくかんで美しい肌。唾液には、唾液腺ホルモンも含まれます。 そのホルモンの中には顔や頭の皮膚、口や胃腸の粘膜、血管の内皮細胞の細胞分裂を促進するもの、さらに骨や筋肉を丈夫にし老化防止に効果的なものも含まれます。 つまり、唾液がよく出るようによく噛めば、若々しい体と美しい肌を保つことになるのです。
指しゃぶりはいけないこと? お母さんのお腹にいるときから行っているといわれる指しゃぶりは、一般的には子どもの生理的行動(心の発達段階で必要なこと)として、3歳くらいまでは様子を見ているだけでよいとされています。 指しゃぶりを続けたときに一番多く見られる影響は、上の前歯が出たり(上顎前突)、奥歯は噛んでいるのに上下の前歯が噛み合ない(開咬)、といった状態です。これらの症状は、指しゃぶりが3歳以降も長く続いたから必ず起こるというものではありませんし、逆に3歳までにやめた場合でも、その程度やその後の舌の動き(前に突き出す癖)などによっては現れます。ですから、お子さんの歯の状態や心の発達に合わせて、ゆっくりとやめさせることが望ましいといえます。 では、どうやったら指しゃぶりはやめられるでしょうか? 一番大切なことは、むりやり「やめさせる」のではなく、子ども自身に指しゃぶりはやめた方がいいんだということを「理解させる」ことです。「このまま指をしゃぶっているとカッコ悪い顔になっちゃうよ!」といった子どもに理解しやすいことばで説明してあげてください。その上で、靴下をかぶせて寝るなど、補助的なことを考えます。そして何よりも「叱る」のではなく、やめられたときに「ほめる」ことです。 それでも治らないような頑固な指しゃぶりがあるときや、すでに歯並びやあごの位置などに心配な症状が出ているときには、かかりつけの歯科医に相談してみてください。
タバコと歯周病 最近、歯科医院に行って歯周病と診断された方のなかに禁煙をすすめられた人も多いと思います。タバコによって肺がんや心臓疾患など全身に影響を及ぼすことや早産を起こすことはよく知られていますが、なぜタバコが歯周病に影響があるのか知らない方もいると思います。 歯肉にはたくさんの毛細血管がありますが、タバコのなかの成分のひとつのニコチンによりその末梢血管の収縮が起こり歯肉への血流量が減少します。その為歯周ポケット内にいる細菌に対する免疫作用が非喫煙者に比べ落ちるといわれています。 またここ数年、全体の喫煙率は減少傾向にありますが逆に20代女性の喫煙率は増加傾向にあります。歯周病菌が全身疾患に関係があると分かっていると言われている昨今、是非この機会に禁煙することをお勧めします。現在、禁煙補助療法にニコチンガムやニコチンパッドなどがありますので、かかりつけの先生に相談なさってください。
外傷歯の再植(さいしょく)について 〜事故や怪我で永久歯が顎(あご)から抜け落ちてしまったときのアドバイス まず流水で洗って汚れを落としてから、可能ならば自分で顎に差し込んで歯科医院を受診してください。それが無理であれば、移送用の液の中に漬けて歯科医院に持って来てください。 移送用の液としてはHankの緩衝液が最も好ましいのですが、一般の入手が難しいので、これに代わるものとして@牛乳、A生理食塩水、B唾液(唇の内側に歯を含んで来る)、がいいのではないかと思われます。 そして@ABがどれも難しいときは最低でも水には漬けてきてください。 歯科医院では歯を顎に差し込んで固定しますが、そのあとも歯の神経が死んでしまわないかどうか、ぐらつきがでないかどうかなどを1〜3週間ごとにチェックしてゆきます。 そして最終的な結果判定には5年以上の経過観察が必要です。目安としては歯が口の外に出ていた時間が1時間以上になるとどうしても予後は悪くなります。 ちなみに乳歯が抜け落ちてしまった場合は、このようにもう一度あごに差しなおすことはしないのがふつうです。 また、最近牛乳より卵の卵白の方が保存に適しているという実験結果が出ています。
歯並びが気になったら7歳までに専門医でチェックを お子さんの歯並びが気になっていても、まだ乳歯が残っていてどうせ生え替わるのだからいいや、と考えたことはないでしょうか?でも、これが矯正の専門の立場からは大きな問題があるのです。 矯正専門医は乳歯の段階で、将来的な歯並びや上下の顎の成長のバランスを予測します。そして乳歯の早いうちに治療に着手することが、結果としてきれいな歯並びの仕上がりにつながります。現代の矯正治療は、単に歯並びを整えるだけの昔の治療と違って、顔を立体的に整えることができます。上下の顎の骨がまだ成長段階にある時期から、顎の骨の発達をコントロールする装置を使用して、顔立ちをつくっていくことができるのです。顎の成長の具合をみて、途中休みを入れたりしながら、最終的に永久歯をきれいに並べるところまで段階的に治療を行っていきます。 早期治療のメリットとして、永久歯を仕上げとして並べる時、なるべく歯を抜かないですむようにスペースを確保できるということがひとつ、そして永久歯の仕上げの複雑なブレースの治療期間を短くすることができるということ、などがあげ られます。
親知らずについて 親知らずは最後に萌出してくる奥歯のことで第3大臼歯といいます。一般的に萌出してくるのは16歳ごろで、遅い場合は20歳過ぎにはえてくる場合もあります。また、人によっては先天的に欠如している場合もあります。 よく、患者さんから親知らずは抜かなくてはいけないのか質問されますが、上下4本の歯が正しくかんでいれば問題ありません。 ただ、近年は顎の発育が昔ほど進まず親知らずの出るスペースが不足し顎の中に埋まったり、斜めに傾いてはえたりする場合が多いのです。 このように、はえ方の異常があると歯磨きが不十分になり易く汚れが周囲にたまり、虫歯になったり炎症を繰り返す原因となります。 特に、女性の場合は妊娠中にこのような炎症(智歯周囲炎)に罹ると大変苦労するので早期に抜歯することをお勧めします。
21世紀の歯科治療 近年、医療の現場は“病気を治療する“ことから”病気の発症を予防をする”ことへと大きく変わろうとしています。虫歯や歯周病などで、症状が出る前に予防する、そのためには定期的なお口のクリーニングや検査が必要です。 なぜなら自分自身のケアでは、どうしても取り除けない歯垢や、数々のリスクがあるからです。これらの歯垢には病原性の強い細菌がいて、虫歯や歯周病の原因となり、全身疾患と関係している場合もあると言われています。 お口の中の専門的なクリーニングなどを受けると、悪い細菌が減り、かつ健康を保つ善玉菌が住みやすくなる他、タバコのヤニや茶渋もとれて口臭除去にもつながるのです。専門的な機能検査では、噛み合わせによるトラブルも未然に防ぐことが可能です。 お口の健康を保つために、診療所では、治療ばかりではなく、予防ケアや検査での受診が可能です。「痛いから受診する。」こんな流れを変えていき、美容院で髪をセットするように、歯科にかかる。そのためには自分の家庭医を持つことが重要です。
噛み癖について 食事の時、いつも右側で噛む習慣がある。など片方で噛む癖がある方はいらっしゃいませんか? 日常の臨床では、意外に多くの方が噛み癖を持っているように思えます。片方で不自由なく食事が出来るので、あまり問題にはされない方が多いのではないでしょうか? この噛み癖は、歯並び・親知らず・虫歯など何らかの原因があって生じていることが殆どです。早期に原因を除去し、将来に起こってくる口腔内だけにとどまらない問題を早期に解決しておく事をお勧めします。
歯の着色について 飲食物による歯の表面の色素沈着や歯石等の汚れは、歯科医院でクリーニングを行う事によって綺麗に除去が可能で、本来の歯の色が甦ります。もともと歯の色が少し黄ばんで気になる方は、ホワイトニング処置で白さを増す事が可能です。 近年日本でも歯科医院でホワイトニングが盛んに行われるようになってきました。歯の色を気にされている方は、歯科医院にて御相談下さい。
歯の治療も基本から 治療の基本はやはり根の治療です。しっかり治療しておかないと金属をかぶせた後短期間で腫れてきたり痛くなったりする事があります。どんなに上手にかぶせても根の治療がよくなければ上質な歯科治療とは認められません。 根の治療は虫歯により神経(歯髄)が感染し除去した場合や以前根の治療をして金属等をかぶせている歯が虫歯になって根の部分に感染した場合に行います。根の治療は麻酔をしてまず神経(歯髄)や古い根充材を取り除き、その歯髄の管を広げて消毒薬を何回か入れ変え、その後感染がなくなったのを確認して薬(根充材)で埋めます。 根の治療は大変細かく根気のいる仕事です、特に奥歯は根が3本か4本あり、また先生の指も口の中に入りにくいので治療時間も長くなり患者さんも先生も大変です、その結果根の治療が不完全に成りかねません、お願いとしてはいろいろ不満もあると思いますが大きく口を開けていただき、根の治療に対して先生に十分時間をあげてください。検査はレントゲンで行います。異常を感じましたらご相談ください。
携帯電話とペースメーカー 電車に乗っていると車内放送では携帯電話がペースメーカの誤作動を起こす原因となる可能性があると言っています。ではどれくらいの影響があるのでしょうか。今まで実際に問題が起こった事例は一例も報告されておりません。 厚生労働省ではペースメーカーより22cm以上放すように指導しています。この22cmという数字は、どのように出てきたのでしょうか。ペースメーカーを作るメーカーは多数あります。その中に15cmで誤作動を起こす機種が1つだけあり、これに安全係数の√2をかけたものが22cmとなったのです。ある大手ペースメーカーの製品ではペースメーカーに携帯電話をくっつけた状態でも誤作動を起こさないそうです。 しかし、このような情報はあまり一般的ではありません。実際、ペースメーカーを使われている方で数メート離れた人の携帯電話の着信音を聞いて気分が悪くなる方もいます。これは、実際には起きていない事象を電車の車内放送によって知識として入っていたからです。 ペースメーカーを使っている人をだしにして単に「車内での通話に不快感を持つ人への対策」になっており、ペースメーカーを使われている方の不安を必要以上に煽っているのが現状です。 とはいえ、実際に誤作動を起こす機種がある以上、体が触れ合うぐらいの混雑した状態での使用はやはり控えるべきでしょう。 まずこのような情報は公開し、ペースメーカー使用者が必要以上に不安を抱かないようにし、その事とは別に携帯電話使用者のマナーの向上を図るべきではないでしょうか。
|
||||
|
|